外壁のコーキング(シーリング)の費用相場は?打ち替えと増し打ちの違いは?/野田市の外壁塗装は美装柳屋へ
2024/02/06
皆様こんにちは、千葉県野田市・柏市・流山市を拠点に、外壁塗装・屋根塗装・外装リフォームを行なっております「美装柳屋」です。
外壁材の目地を埋めるために使用されている「コーキング(シーリング)」。
サイディングやALCといった外壁の住宅では、築10年前後でコーキング(シーリング)の劣化が始まります。ひび割れや縮みを目で確認できるようになったら、要注意です!
大掛かりな補修工事をしなくても済むように、早めにリフォームを検討しましょう。
今回は、コーキング(シーリング)の劣化症状や費用、補修方法の「打ち替え」「増し打ち」についてご紹介します。
目次
現在、ほとんどの新築住宅で採用されているサイディングや、ALCパネル・タイルといった外壁材を貼る際に、目地に充填されるのが「コーキング(シーリング)」です。
また、モルタル外壁のひび割れ(クラック)を補修する際にも、コーキング工事が行われます。
「コーキング」と「シーリング」の違い
「コーキング」「シーリング」どちらも聞いたことがあるけど、どう違うんだろう?っと思った方はいらっしゃいませんか?
複数の業者に依頼した時に、同じ部分をさせているのに「シーリング」または「コーキング」と呼び名が異なる場合があります。
結論を言いますと、シーリングとコーキングはどちらも同じ役割を持っていて、明確な違いはありません。
業者によって呼び方が違うだけです。
例えると、『さけ⇄しゃけ』『計算機⇄電卓』『落花生⇄ピーナッツ』『今川焼き⇄大判焼き』という感じかと思います。
※ピーナッツは殻を剥いた状態というのかもしれませんが…💦
業者にリフォームをお願いする際に、コーキングとシーリング、どちらの言葉でも伝わるので、あまり気にしなくてもよいでしょう。
外壁のコーキング(シーリング)の寿命は5〜10年
コーキング(シーリング)の寿命は、立地など環境によって異なるので一概には言えませんが、5〜10年が目安です。
弾性のあるコーキングは、外壁材は膨張・伸縮といった動きを繰り返すことにより、徐々に衰えていきます。
また、日当たりのよい場所(紫外線が当たる)や、寒暖差などの影響も受けやすい気候条件の場合には劣化スピードが早いでしょう。
どのような地域にお住まいであっても、コーキングの劣化症状を見つけたら、早めに補修工事を実施するのが望ましいと言えます。
こんな場合は補修が必要!コーキングの劣化症状
コーキングは、単に外壁材の目地を埋めるために使用する物と思われがちですが、実は外壁材のずれを吸収するという大切な役割も担っています。
外壁材は、日光・雨風・地震などによって、微妙に収縮したり、ズレたりすることがあります。
このズレを伸縮のあるコーキングが吸収し、微調整しているのです。
地震や道路沿いなどで、建物が揺れる際に「緩衝材」となってくれています。
コーキング(シーリング)補修の費用相場
コーキング(シーリング)の補修には1種類の工法があります。
① 既存のコーキングを撤去して新たにコーキング打つ「打ち替え」
② 既存のコーキングの上から重ねて打つ「増し打ち」
※ 理由は後述しますが、原則として「打ち替え」が推奨されています。
それぞれの工事にかかるおよその費用相場は、次のとおりです。
コーキング工事は、m単位で計算されることが多いため、合計数が長いほど費用も増します。
「打ち替え」の費用相場
「打ち替え」の費用相場は、
コーキング代 900円〜1200円/mになっています。
業者によっては、コーキングの撤去代1〜3万円ほど費用がかかることもあります。
【例えば、一般的な2階建ての住宅に合計180mの施工をした場合】
900円×180m=16万2千円〜
1200円×180m=21万6千円
がコーキングの大まかな相場の価格帯となります。
そこに、ここに撤去代(1〜3万円)、足場代(15〜20万円)がプラスされると、全体の費用はおおよそ33〜45万円程度かかると考えられます。
「増し打ち」の費用相場
「増し打ち」は既存のコーキングの上に充填するため、打ち替えよりも使用するコーキングの量が少なくなり、価格も安くなります。
相場は約500円〜900円/mです。
【例えば、合計180mの施工をした場合】
500円×180m=9万円〜
900円×180m=16万2千円
が「増し打ち」の大まかな価格帯となります。
そして、増し打ちの場合はコーキングの撤去代はかかりませんので、足場代15万円〜20万円だけをプラスして、全体の費用はおおよそ24万〜37万円くらいになるでしょう。
補修方法の「打ち替え」「増し打ち」の違いは?
基本は、「打ち替え」がおすすめ
コーキングが劣化していたら、基本的には「打ち替え」を行うことをおすすめします。
「増し打ち」だけでは、建物の耐久性を高めることはほぼできないためです。
【コーキングの「打ち替え」】
「打ち替え」をしたコーキングの耐用年数は7〜10年、気候条件などで劣化しにくい環境下であっても長くて12〜15年前後です。
古くなったコーキング材を全て取り外し、完全に新しくするため、工事費は少々かかりますが、外壁の目地の隙間をしっかり埋めて防水性や柔軟性を確保できます。
【コーキングの「増し打ち」】
一方、既存のコーキング材の上から「増し打ち」する場合は、強度を失ってひび割れしてしまったコーキングを修復できるわけではありません。
また万が一、目に見えないコーキングの内側や裏面に、ひび割れや隙間ができていても気づきにくいという欠点もあるでしょう。
新しいコーキング材は、古いコーキング材と馴染むわけでもないため、せっかく増し打ちした箇所も徐々に剥がれていってしまいます。
「打ち替え」に比べると、施工時間やリフォーム価格を抑えられるという利点はありますが、コーキングは2〜5年程度しか持ちません。
ところで、工事費を安くするために「足場代を節約できないか?」とお考えになるかもしれませんが、外壁全体のコーキング補修を行う際には、大抵の場合は足場が必要です。
業者によっては、ハシゴやロープを使うことで、無足場で作業してくれるケースもありますが、足場は本来スタッフの安全性や作業性を確保するために組むものです。
足場を設置するかどうかについては、施工業者に任せるようにしましょう。
もし予算面で不安がある場合には、その旨を業者に話して相談に乗ってもらうとよいでしょう。
ちなみに、サイディングやALCといった外壁材の住宅や、RC造(鉄筋コンクリート造)の建物は、築7〜15年ほど経った頃に塗装によるメンテナンスが必要です。
外壁塗装の際には、劣化具合に関わらずコーキングを撤去し、打ち替えなくてはいけません。
打ち替え後に塗料を塗ることによって、コーキング自体の強度がより高まるというメリットもあります。
特にマンションや2階建て以上の一戸建て住宅では、外壁塗装やコーキングの工事の際に「足場の仮設費」もかかるのが一般的です。
2つのリフォームを別々に行うと、足場代(1回につき15〜20万円程度)も2回支払うことになってしまいますから、耐用年数が同等であるコーキングと外壁のリフォームは、一緒に行うと効率的です。
もしも外壁塗装を依頼する際に、業者から「安く済ませるために、コーキングは打ち替えないで良い/DIYしても大丈夫」と提案されたら注意しましょう。
結果的に、建物の耐久性が落ちてしまう可能性があり、またトラブルが起きなかったとしても、今後の外壁塗装とコーキングのメンテナンス周期が大幅にズレてしまいます。
特に足場の設置が必要な建物の場合、コーキングが長持ちしない「増し打ち」を行うと、足場代が何度も発生し、割高になってしまいます。
「打ち替え」と「増し打ち」の、1回あたりの工事金額に大差はありませんから、コーキングの打ち替えと外壁塗装を、同じタイミングで実施するのが一番理想です。
ただし、どうしても予算を工面するのが厳しく「とりあえずコーキングだけをすぐに直したい」という場合には、外壁の塗膜とコーキング、それぞれの劣化状態を確認し、何年後に外壁塗装を行うかリフォーム業者とよく相談して、適切な工法を提案してもらいましょう。
【1液型・2液型】
前述したように、打ち替えたシーリングの寿命の目安は5〜10年ですが、具体的には「使用するシーリング材(コーキング材)の種類」によっても耐用年数は変動します。
シーリング材(コーキング材)には、大きく分けて「1液型(1成分型)」と「2液型(2成分型)」の2タイプがあります。
1液型
その名の通り1液のみで使えるタイプで、ホームセンターなどでも入手しやすく、素人でも扱いやすいという特徴があります。
2液型
シーリング材(コーキング材)である「主剤」と、コーキングを固めるための「硬化剤」の2液に分かれており、作業する際に混ぜて使用します。
施工・管理に手間がかかるため、経験豊富な業者でないと扱うのが難しいですが、1液型よりも耐久性が高く、寿命が長いという魅力があります。
現状としては、取り扱いが簡単な「1液型」を採用する業者も多いです。
「2液型」に対応できるのは、シール屋と呼ばれるシーリング専門業者、もしくは技術のある塗装業者です。
【主な素材・成分の違い】
さらにシーリング材(コーキング材)は、主成分によっても種別されます。
外壁で主に使用されているのは、以下の3種です。
耐用年数は「水性アクリル」<「ウレタン系」<「変性シリコン」の順に長くなります。
水性アクリル
主に、新築のALCの外壁のコーキングで主流だった1液型のシーリング材です。
よく乾燥させないと雨水で流れてしまうため、工事の期間が長くなります。
ウレタン系
ひび割れ補修や、サイディング・ALCの外壁塗装の際など、外装リフォームでよく採用されています。
1液型と2液型、どちらのタイプもあります。
変性シリコン
「変性シリコン」は、一般的な「シリコン」とは異なります。
シリコンの場合は上から塗装できませんが、変性シリコンは上から塗装することが可能のため、外壁のコーキング材として非常に優れています。
RC壁y、新築時のサイディング、モルタル外壁のひび割れ補修など、さまざまな工事で使用できます。
1液型・2液型、いずれのタイプも存在します。
基本的には、施工経験が豊富なリフォーム業者に、建物に適したシーリング材を選んでもらうのが安心です。
コーキングの打ち替えの施工内容
実際、美装柳屋では、サイディングの目地部分は「打ち替え」工事をご提案しております。
もちろん劣化状況にもよりますが、基本的に家の塗り替えのタイミングの建物は、シーリング(コーキング)も外壁と同様に劣化している場合が多いです。
外壁コーキング補修のDIYは危険!必ずプロと相談を
なおホームセンターでシーリング材を購入し、ご自身で外壁のコーキング補修を実施しようと考える方もいらっしゃると思いますが、想像以上に危険で大変な作業なので、お勧めしません。
ハシゴから転落してしまったという事故も決して少なくはなく、また安全に作業できたものの「最後に剥がすはずのテープがくっついて取れなくなった」などの失敗例も多いです。
そして、何かしらの不備があり、施工不良状態になってしまうと、雨漏りなどのトラブルを防げず、大切な家が劣化してしまう危険性さえあります。
「洗浄や掃除を丁寧に行わなかった」「乾燥時間が短かった」というだけで、コーキング材がもつ本来の機能が落ちてしまうため、長持ちしません。
また前述した通り、今後メンテナンスとして外壁塗装のリフォームをする際には、必ずコーキングを撤去して新しく打ち替える必要があります。
素人の方が中途半端にDIYで補修したコーキングを剥がす作業に手間がかかると、工事費が高額になってしまいます。
たとえ器用さに自信がある方であっても、一時しのぎとして補修するのが限界と考えておきましょう。
原則として、コーキング工事が得意なプロの業者に任せるのが一番です。
美装柳屋では、シーリングの打ち替え工事のみの作業も承っております。
外壁塗装までは…とお悩みの方がいらっしゃいましたら、ぜひご相談ください。
美装柳屋は、野田市・柏市・流山市を中心に、関東エリアでは千葉県・埼玉県・茨城県・東京都と幅広いエリアにて、住宅塗装(外壁塗装・屋根塗装)シーリング打ち替え工事・ベランダ防水工事から、屋根工事や雨樋修理やエアコンの配管カバーの取り付け、網戸の張替えまで、外装リフォーム全般承っております。
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